Salesforceの学習方法として、「Trailhead」の利用を勧められた経験のある人は多いのではないでしょうか?
今回はTrailheadについて筆者の経験談も交えながら解説します!
目次
Trailheadとは
Trailheadは、Salesforceが提供する公式のオンライン学習プラットフォームです。初心者から上級者まで、誰でも無料でSalesforceに関する知識やスキルを学ぶことができます。モジュールごとに学習内容が細かく分かれており、実践的な演習やクイズを通じて理解を深めることができます。
Trailhead登録方法
- Trailheadの公式サイトにアクセスします。
- 画面右上の「サインアップ」をクリックします。
- Google、Apple、LinkedIn、またはメールアドレスで登録を進めます。
- プロフィール情報を入力し、アカウントを作成します。
Trailheadの操作方法
- モジュールを選ぶ:ダッシュボードからカテゴリ別にモジュールを探し、「開始」ボタンをクリックします。
- 学習を進める:各モジュールは解説、演習、クイズで構成されており、順に進めます。
- ハンズオン演習:演習部分で指定されたSalesforce環境にログインし、指示通りに操作します。
- バッジ取得:モジュールを最後まで完了すると、自動的にバッジが付与されます。
- 進捗管理:マイプロフィールから学習進捗や取得バッジを確認できます。
メリット
- 無料で学べる: Trailheadは全てのコンテンツを無料で利用可能です。
- 実践的な演習: SandboxというSalesforce学習用の環境を使い、実際に手を動かして実践に近い開発演習が可能です。
- バッジとスーパーバッジ: 課題をクリアするたびに学習の進捗を示すバッジが取得でき、モチベーション維持に役立ちます。
- キャリアアップに直結: 取得したスキルやバッジは、履歴書やLinkedInでアピール可能です。
デメリット
- 制限による実際の開発との差異: Salesforceの学習プラットフォームであるTrailheadでは、さまざまな機能を試すことができますが、実際の業務で使用する環境とは異なる点がいくつかあります。
例えば、- 制限付きのデータやオブジェクト:実際のビジネスシナリオと異なり、Trailhead環境では一部のオブジェクトや機能が制限されています。
- 外部システムとの連携が困難:APIの利用や外部ツールとの連携などが制限されているため、実際の業務運用のシミュレーションには向いていません。
- カスタマイズの自由度が低い:本番環境では可能な高度なカスタマイズがTrailhead環境ではできない場合があります。
- 英語コンテンツが多い: 日本語対応も進んでいますが、全てのコンテンツが日本語ではなく、和訳が不自然な場合もあります。
筆者の利用した感想
筆者は利用してみて、「コンテンツごとの概要理解に最適!」と感じました。
TrailheadはSalesforceの概要や基本概念を理解するために非常に役立ちます。
ただし、実際の開発手順を学ぶ場合は、無料で利用できる開発者向け環境であるDeveloper Editionを活用するのが良いでしょう。前述の「Trailheadの制限による実際の開発との差異」により、せっかく学んだ開発手順を仕事で試したら差異があり再び調べなおすことになりかねないためです。(筆者はこの経験があります…)
加えて、和訳の不自然さは個人的にとてもストレスを感じました…
Developer Editionの活用方法として、以下の記事がおすすめです!
0円でSalesforceを試そう!Salesforceの無料環境を手に入れる方法
また、後述のようにChatGPTと併用することでより理解を深めることができました。
ChatGPTとの併用
- 不明点をすぐに質問: モジュールの内容で理解できない部分を即時に質問可能です。
- 学習プラン作成: 個々のレベルや目標に応じた学習計画を立てるサポートが可能です。
- 模擬問題作成: 試験対策や理解度確認のための模擬問題を作成できます。