私はSalesforceに魅力を感じ、新卒入社後に自ら志願してSalesforceを扱う部署に配属しました。
Salesforce部門を志願した理由や、日々の業務で感じたSalesforceエンジニアの魅力や可能性をお伝えできればと思います!
Salesforce部門を志願した理由
Salesforce部門を自ら志願して配属された理由としては大きく2つありました。
ローコード、ノーコード開発が主である
Salesforceはプログラミング経験が少ない場合でも、ローコードやノーコードで開発が可能です。IT未経験でプログラミングに苦手意識があった自分には魅力的でした。
キャリア市場での需要の高さ
転職するつもりは全くないのですが、以下の理由から就職先や配属先を検討する際、転職市場価値を重視していました。
- 自分の成長や価値が可視化されることはモチベーションの向上につながる
- 「自分には他にも選択肢がある」という心の余裕が生まれ、ストレスを感じる場面でも気持ちが軽くなる
Salesforce技術は今後も拡大する見込みが高く、世界中で展開されている為、この分野でのキャリアは持続性があると言われています!
配属後に感じたこと
学習しやすい環境が整っていること
Salesforceは非常に学習しやすい環境が整っていると感じました。
- Trailheadをはじめとする公式の学習プラットフォームや、多くのオンラインリソースが利用可能!
- Salesforce公式の無料ウェビナーが数多く開催されており、現場で必要な知識を効率的に習得!
- Salesforce認定資格が多数存在し、モチベーションを維持しながら体系的にスキルアップが可能!
他のアプリケーションを扱う同期や他社の友人と話す中で、ここまで学習環境が整っているのはSalesforceならではであることがわかりました。
Salesforceの機能の幅広さ
業務効率化だけでなく、営業支援やマーケティング、データ分析までカバーする多機能性に驚かされました。この幅広さによって、多くの業種や業務に適応させることができます。
短期間での案件が多いこと:
Salesforceのプロジェクトは比較的短期間で完了するものが多く、頻繁に新しい案件に取り組むことができます。このため、多様な経験を積むことができ、飽きずに業務に取り組める環境だと感じました。
Salesforceエンジニアのキャリア
Salesforceエンジニアは、そのスキルと経験を活かして多様なキャリアパスを選ぶことができます。
プロジェクトマネージャー
複数のSalesforceプロジェクトを管理し、納期や予算の調整、品質の確保を行います。プロジェクトの進行状況を把握し、リスクを未然に防ぐための計画を策定します。顧客やチームメンバーとの密なコミュニケーションを通じて、全員がスムーズに業務を進められる環境を整えます。最終的には、プロジェクト成功のための指揮を執る重要な役割です。
コンサルタント
Salesforceの導入支援や最適化を担当します。顧客の業務プロセスを深く理解し、現状の課題を抽出します。その上で、Salesforceのカスタマイズや設定を活用し、顧客のニーズに最適なソリューションを提案します。また、導入後も継続的な運用支援を行い、顧客が最大限の成果を得られるようサポートします。
営業
Salesforceの知識を活用し、顧客の課題を解決するための提案営業を行います。顧客の業務内容や課題を詳細にヒアリングし、Salesforceの導入による効果を具体的に説明します。また、導入後のフォローアップや新たな機能提案を行い、顧客満足度を高めます。これにより、顧客との長期的な信頼関係を構築します。
開発技術に特化したテクニカルスペシャリスト
Salesforceの高度な技術的側面を担当します。ApexやLightning Web Components(LWC)を使用してカスタムアプリケーションや複雑なビジネスロジックを構築します。また、自動化プロセスや統合システムの設計・開発を通じて、顧客の特定の技術要件を満たします。技術力を駆使して、Salesforceの可能性を最大限に引き出す役割です。
社内SE
社内SE(システムエンジニア)とは、企業内で情報システムの運用や改善を行う職種です。Salesforceを活用した社内SEは、業務フローの効率化やプロセスの最適化を担当します。IT企業以外の事業会社でもSalesforceエンジニアの需要は高いです。
- 各部署の要件をヒアリングし、システムを適切にカスタマイズして業務効率を向上させる
- 日々のメンテナンスやトラブル対応を通じて、安定したシステム運用を支える
- 社員に対してSalesforceの使い方を指導し、ITリテラシーの向上を図る
などの業務内容があります。
SIerでSalesforceエンジニアとして様々な開発経験を積んだ後、事業会社のIT部門へ社内SEとして転職する例も多くあるようです。
このように、Salesforceエンジニアとしてのスキルは幅広い分野で応用可能であり、キャリアチェンジがしやすい点も特徴です。例えば、開発が自分に合わないと感じた場合や、別の分野に挑戦したいと考えた際にも、Salesforceのスキルを活かして新たなキャリアを築くことができます!
向き不向き
向いている人
- プログラミングがあまり得意ではない人
Salesforceはローコードやノーコード開発を主体としており、複雑なプログラミングスキルが不要です。これにより、コーディングに自信がない人でも簡単に扱うことができます。
- 自ら学び続けられる人
Salesforceは頻繁にアップデートが行われ、新しい機能やツールが追加されるため、継続的に学ぶ意欲が求められます。自ら進んで情報をキャッチアップし、それを実務に応用することで成長を楽しめる人は向いていると思います。
向いていない人
- コーディングをしたい人
Salesforceはローコード、ノーコード開発が中心のため、従来型のプログラミング作業を重視したい人には向かない可能性があります。例えば、自ら一からコードを書いてシステムを構築したい、または最新のプログラミング技術を駆使したいと考える人にとっては、Salesforceの環境では満足感を得にくい場合があります。
- 変化を嫌う人
Salesforceは頻繁にアップデートが行われ、新しい機能が追加されます。このため、環境の変化に柔軟に対応できない人には難しいと感じられるかもしれません。特に、既存のやり方を変えたくない、または新しいツールや操作方法を学ぶことに抵抗がある人にとっては、Salesforceの動きの速さがストレスとなる可能性があります。
Salesforceエンジニアの魅力は伝わったでしょうか?
この記事が、SalesforceやSalesforceエンジニアに興味を持つきっかけとなれば幸いです!